「良かれと思って作ったルールが、いつのまにか増えすぎている」

そんな状態に、心当たりはありませんか?

経営者が、ぜんぶ自分でやっていた頃

開業したばかりの頃って、経営者が本当に、ぜんぶ自分でやっていますよね。

採用も、教育も、シフトの調整も。そして現場のプレイヤーとしても。

予算も人も、余裕なんてない。

自分があと少し踏ん張れば現場は回るし、
そのほうが早い。

だから、そうしてきた。

でも、5人が10人に、20人に、30人に。
人が増えていくと、どこかで、ぜんぶは回らなくなります。

そこで次に出てくるのが
「何を、誰に、任せるか」という話。

私は今、その中の
『教育・育成』の部分を、外部講師として引き受ける仕事をしています。

「何年も働いてる私たちでも、迷う」

先日、株式会社美ら海ビレッジ様でのリーダー育成研修での事。

リーダーさんの1人が、ぽろっと、こう言ったんです。

「何年も働いてる私たちでも、Slackのどのチャンネルに投稿していいか、迷う時がある」

聞いてみたら、チャンネルが13個以上ありました。

しかも、どれも必要だったものです。

人が増えるたび。
仕事を良くしようと改善するたびに、一つずつ増えていった。

誰も悪くないんです。
ぜんぶ、良かれと思って足してきたもの。

だけど気づいたら、
新しく入ってきた人には、すぐに教えられない状態になっていたそうです。

増築を重ねた家と同じ

これ、家に例えると「増築に増築を重ねた家」なんですよね。

住んでいる人は慣れているから不便を感じない。
でも、初めて来た人には、どこに何があるのか、まったく分からない。

組織の仕組みも、同じことが起きます。

提案したのは「減らしてみませんか?」

そこで私が出した提案は、こうでした。

「減らしてみませんか?」

たぶん、減らすという選択肢は、それまで誰の頭にもなかったと思います。

私たちは、増やすことは考えても、減らすことは、なかなか考えないんです。

ただ、今まで積み上げてきたものを、いきなり無くすのは怖い。

だから、こうお願いしました。

「次の研修までの間、必要な2つ以外は
通知をオフにしてみましょう。
それで業務に支障が出るかどうか、、、まずはお試しで」

削除ではなく、通知オフ。期間も、次の研修まで。

そして、どのチャンネルなら減らせそうか。
それを決めたのは、リーダーさん達です。

結果は、「作業に集中できるようになった!」とのことでした。

一番の変化は、そこではなくて

でも、私が一番うれしかったのは、
実は、そこではありません。

リーダーさん達が
「自分たちの提案が、会社に届くんだ」と実感してくれたこと。

これが起きると、次から自分たちで考えて、動き出すようになります。

外部の人間が入る意味って、たぶん、ここなんだと思うんです。

答えを持っていくことではなくて、

・社内の人だと 出てこない選択肢を、置いてみる
・怖くない形にして、試せるようにする
・そして、決めるのは自分たち(社内メンバー)

足し算で大きくなってきた組織を、
一度シンプルにする。

そして、その判断を現場の人が自分でできるようにしていく。

それが今、私がやっていることです。


同じような状態、ありませんか?

会社が大きくなる過程で、
ルールも、ツールも、報告の仕組みも、増えていくのは自然なことです。

でも、それが「新しい人に教えられない」状態になっていたら、
一度、外の目を入れてみるタイミングかもしれません。


美ら海ビレッジ様とは、リーダー育成研修から始まり、
現在は、年間を通したご支援を続けさせていただいています。

台風の日にリーダーさん達が自分たちで動いた時のことは、こちらに書いています。
【導入事例】美ら海ビレッジ様——台風の日、リーダーたちが"自分たちで"動いた vol.6

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沖縄県本部町 美ら海ビレッジ様
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